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Vol.28  2018.03.30発行

技術論文

  1. 宇宙システム分野1.衛星受信用AISシミュレータの開発とこれを活用した地上用受信装置の作成

     本報告書は2011年3月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に納入したAISシミュレータについて記載している。本工事はシミュレータの製作とJAXAが利用するための操作説明書、及びシミュレータ性能試験結果が納入品の全てであったため、設計において実施した設計解析等MSSのノウハウとなりえる成果を報告書として整理できていない状況にあった。このため将来の類似業務での活用等を考え、ここに全ての成果をまとめた報告書という形式で整理を試みた。また合わせて実際のAIS電波を受信しソフトウェアで復調することでシミュレーションの正確性も確認している。ソフトウェアでの復調・復号技術もMSSのノウハウと考える。

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  2. 航空システム分野2.D-NET対応「災害時情報共有システム」の開発

     D-NET対応「災害時情報共有システム」は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)航空技術部門の研究で培ってきた災害救援航空機統合運用システム(D-NET2)の情報統合サブシステムの技術を、当社が技術移転を受け、製品化したシステムである。

     JAXA航空技術部門では、災害救援時における航空機による救援活動をより効率的かつ安全に実施するための研究として、災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)の研究を行ってきた。2013年からはD-NET2の研究を行っている。

     当社はD-NET2に関する業務(システム開発支援)の受注を通じ、本システムに関する技術を習得した。また、JAXA研究成果としての本システムの有効性を確認し、JAXAより技術移転を受け、製品化を行った。

     本報告では、JAXAより当該システムの技術移転を受けて製品化に至るまでの過程、システムについての説明、及び各種防災訓練での実証等について紹介する。

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  3. 航空システム分野3.受動型SSRを利用した航空機動態把握システム開発

     受動型SSR(PSSR)は、電子航法研究所(ENRI)の研究成果であり、空港等で利用されている二次監視レーダ(SSR)と同様な航空機動態(位置情報)データを取得することができる。ENRIの研究成果は、IRT社により高性能/コンパクト/経済的な形で製品化されている。PSSRは、ADS-Bデータを放送しない航空機を含め、航空機動態(位置情報)データを準リアルタイムで把握することができる。今回、ENRIおよびIRT社と連携を取り、PSSRで得た源泉データを航空機動態情報としてインターネットを介し、Webベースでの表示を可能とするシステム(SPACE RADAR)を開発した。これにより、PSSRの観測範囲(覆域)内の航空機動態を漏れなく、準リアルタイムにて確認および提供することができるようになった。本稿では、PSSRの概要および航空機動態把握システムの説明、実業務への応用実績について紹介する。

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  4. 宇宙システム分野4.Unscented Kalman Filterを用いた実時間軌道推定ソフトウェアの開発及び試行

     拡張カルマンフィルタ(EKF)は、非線形システムの状態推定アルゴリズムとして広く普及している。しかしながら、EKFはチューニングが難しく、システムの非線形性が強い場合には、しばしば信頼性の低い推定値を与えることがある。これは、EKFが線形化に依存して状態の平均及び共分散を伝搬することに起因している。

     1990年代になると、EKFの線形化誤差を減少させるカルマンフィルタの拡張としてUnscented Kalman Filter(UKF)が提案され、現在では、EKFに替わる非線形システムの状態推定アルゴリズムとして利用されている。

     MSSにおいても、宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの委託業務として、UKFを用いた実時間軌道推定ソフトウェアを開発する機会があり、また、これをあかつきの金星軌道投入で試行し、その有効性を明らかにすることができた。以下では、開発した実時間軌道推定ソフトウェアのUKFアルゴリズムを説明し、あかつきでの試行結果を紹介する。

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  5. 宇宙システム分野5.マイクロ波放射計データ処理手法の開発

     衛星搭載マイクロ波放射計は、大気や地表面のマイクロ波を観測することで海面温度、水蒸気量などを計測する。当社では、マイクロ波放射計処理システムの開発・維持を担当しており、実利用に際し、観測位置情報の格納方式の簡略化や雑音の除去等の手法開発が必要となった。本稿では、マイクロ波放射計処理システムに適用した手法について説明する。

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  6. ライフサイエンス分野6.がんクリニカルシークエンスの動向

     2015年1月に米国一般教書演説にてオバマ大統領(当時)が“Precision Medicine Initiative”(がん精密医療)を発表したことで、がんクリニカルシーケンス(がんの遺伝子解析)に基づくPrecision Medicine(がん精密医療)という言葉が一般的に知られるようになった。Precision Medicineは、がんに対する新たな治療戦略として急速に開発が進展しており、米国などのがんゲノム医療先進国において優れた成果を示し始めている。本邦においても2015年4月以降がんクリニカルシーケンスが自費診療として提供され始めた。厚労省もクリニカルシーケンスを「がんゲノム医療」のかなめの検査として位置づけ、健康保険制度の中で提供できるような体制を急速に立ち上げつつある。

     本稿においては、現在国内で急速に発展しつつある「がんクリニカルシーケンス」について、原理などの解説と将来の動向予測について、初めて聞く方にもわかりやすく解説する。

    詳しくはこちら(3.2MB)

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